コンクリート構造物を支えている
それが私たちの仕事です。
鉄筋工は、マンションや橋、高速道路などの構造物を鉄筋コンクリートで作るときに、構造物の骨組みになる鉄筋を設計図に基づいて組み立てる仕事です。建物の耐久性に直結するため、鉄筋工事は建物づくりにおいて重要な役割を担っています。
自分が手がけた建物が、その地域に暮らす人たちの生活の一部となり、暮らしを支えていくことができる。そんな、やりがいや喜びを感じることができる仕事です。
鉄筋工になるためには資格が必要?
鉄筋工として働くために資格取得は、
絶対条件ではありません。
主任技術者や専任技術者になる第一歩として国家資格「鉄筋施工技能士」があります。
また、鉄筋工としてあるとよい資格もあります。
鉄筋工事の仕事の流れ
1.加工図面の作成
案件を受注した後、設計図を元に加工図面の作成に入ります。
加工図面は専用のソフトウェアを用いて設計していきます。
2.鉄筋調達・検査
加工図面が完成すると鉄筋調達を行います。
納入の際もしっかりとした検査が行われます。
3.切断・曲げ加工
納入された鉄筋は切断加工や曲げ加工を行う骨組みとして折り曲げやすいように加工されます。
4.鉄筋工事施工
現場搬入、いよいよ鉄筋組立作業を行っていきます。
完成した後検査を行い次の工程へバトンタッチされます。
鉄筋工はどんな機械をつかう?
鉄筋結束機
「鉄筋結束機」は、鉄筋を組上げる際に、鉄筋の交差部分を「結束線(けっそくせん)」と呼ばれる針金で固定するための機械です。
鉄筋自動曲機
鉄筋自動曲機はその名の通り鉄筋を曲げ加工する機械です。 鉄筋の切断能力を持つ機種もあります。
鉄筋自動切断機
鉄筋の切断に特化した切断機械です。 鉄筋は長い棒の状態で製造・販売されているので、切断したり曲げたりの作業が必要になる建築材料です。